住民発議による住民投票 & 無条件ベーシックインカム

CHダグラス『社会信用論』翻訳者・上岡みおが世界の賢人に学んだことをつづるブログ

ブルーノ・カウフマン氏 (民主主義)

ブルーノ・カウフマン氏 プロフィール

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ブルーノ・カウフマン氏 / Bruno Kaufmann

・スイス公共放送協会の国際部門swissinfo特別顧問
・スウェーデン・ファールン市副市長(2017年9月まで)
・グローバルフォーラム共同代表
・デモクラシー・パスポート ~ グローバル・パスポート考案者
・EU ドイツ アイスランドなどの国際組織や各国政府のアドバイザーなど多岐にわたる職務を兼任


■スイスを軍縮に導く

「スイスの平和は、ヨーロッパ最強の軍隊を有していることで守られている。」

それが30年前のスイスの常識でした。

そこへ「軍隊を廃止しよう」という国民投票を主導した人達がいました。

その1人がカウフマンさん。

ほぼ100%の反対にあうと予想されていたものの、実際に国民投票にかけてみると、30%以上の人が軍隊廃止派だったことが判明。

この投票結果を受けて、軍予算は大幅に削られ、軍縮が進められていきました。


■住民が議題を発議できる住民投票制度

スイスでは、憲法、法律、社会システムの改正をしたいと思ったとき、18ヶ月間に10万筆の署名を集めれば、その議題を「国民投票」に問うことができます。

1848年以来、600回を超える国民投票が行われています。

カウフマンさんは、過去30年の間に1000件を超える住民投票(市町村州国)に関わってこられた、住民投票のプロフェッショナル。

20年前に行われた沖縄県民投票や、名護の市民投票にもずっと注目しておられたそうです。


■デモクラシー・パスポートを考案

20年前、奥様の母国スウェーデン・ファールン市に移住されたカウフマンさんは、スウェーデン人の民主主義マインドの低さに驚き、市民が政治に参加する方法をわかりやすくまとめた小冊子「デモクラシー・パスポート」を考案します。

「デモクラシー・パスポート」はファールン市の学校教材に取り入れられ、ファールン市からスウェーデン全土に、そしてヨーロッパ20数カ国へと広まっていきました。

「デモクラシー・パスポート」の導入によって早く政治参加したいと思うようになった子供たちのリクエストによって、投票年齢までもが下げられていったそうです。

2017年、「デモクラシー・パスポート」は、万国共通版の「グローバル・パスポート」へとバージョンアップされています。

当ブログでは、この「グローバル・パスポート」の自主翻訳と解説を行っています。


■世界各国の民主主義最前線を取材中

政治学者、EU民主化アドバイザー、政治家、ジャーナリスト、選挙管理対策委員長など、どれが本職なのかわからないほど多くの仕事をこなしておられるカウフマンさんですが、すべてのお仕事に共通するのは「ダイレクト・デモクラシーを推進すること」です。

昨年は世界各国の民主主義最前線を取材するワールドツアーを敢行。

その様子は、日本語含む10ヶ国語で配信されているネットメディアswissinfo の記事に綴られています。

カウフマンさんは、EU、ドイツ、アイスランドなどの民主化事業にもアドバイザーとして関与、驚くような成果をあげられています。