住民発議による住民投票 & 無条件ベーシックインカム

CHダグラス『社会信用論』翻訳者・上岡みおが世界の賢人に学んだことをつづるブログ

CHダグラス(社会信用論)

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CHダグラス『社会信用論』

クリフォード・ヒューイ・ダグラス(1879-1952年)

ケンブリッジ大学に学んだエンジニア。マネーシステムの構造的欠陥を見抜き、それを是正する方法を提言していった。

主な著書は『エコノミック・デモクラシー』(1920)『社会信用論』(1924)『社会信用論(改訂版)』(1933)『信用の独占』(1931)『マネーの使途』(1935『一時的な調査』(1937)など。

『社会信用論(改訂版)』(1933)は、世界ではじめて、ベーシックインカム(ダグラスは国民配当という言葉を用いている)の具体策を打ち出した歴史的名著である。

1935年、カナダのアルバータ州で「社会信用党」が結成され、教育者として、そしてラジオの牧師として有名だったウィリアム・エイバーハートが党首となる。社会信用党は与党となり、ダグラスはエイバーハート知事の再建顧問に任命される。

ダグラスの考えと党の政策に不一致が生じたため、ダグラスが職をまっとうすることはなかったが、社会信用党は1993年に解散するまで存在し続けた。

近年、ベーシックインカムを求める声の高まりとともに、ダグラスの著作に対する再評価が進んでいる。